後遺障害認定で、非該当になる場合

後遺障害認定で非該当になるケースとしては、医師の書き間違えが理由となっている場合があります。医師は、治療することが最も中心的な業務です。そこで、治療の技術を磨くことに注力することになります。

一方で、後遺障害診断書の作成については、そこまで意識されていません。そのため、後遺障害診断書の書き方を間違えてしまうということがおこります。後遺障害診断書の書き方については、たびたび改正により変更されています。しかし、医師の先生は、治療業務に多忙で、後遺障害診断書の作成方法の改正にまで、追いつけていない場合があります。

 以上の次第で、医師が後遺障害診断書を書き間違えてしまうという現象がおきることがあります。後遺障害認定手続きは、非常に繊細なもので、わずかな書き間違えで、後遺障害認定非該当になってしまうことがあります。

 私の経験した事例では、後遺障害認定非該当だった方が、後遺障害等級12級に認定されたことがあります。書き間違えられた後遺障害診断書を訂正し、後遺障害異議申立したことにより、適切な結果になることができました。主治医と面会し、後遺障害診断書を訂正してもらいましたが、修正の理由等を詳しく説明することで、主治医の先生も、迅速に修正に対応してくれました。

 後遺症が残っているにもかかわらず、後遺障害認定非該当になった方は、一度専門家にご相談いただけたらと思います。

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